463: ギン 01/11/17 11:56 ID:5kUc/n8B
韓国に留学してたときに何度か修羅場に遭遇したよ。その中で一番最悪だったやつ。
ソウル市にシンチョンて町があるんだけど、東京でいえば歌舞伎町あたりかな。
そこで下宿してたんだけど、同じく日本からの留学生がそれぞれ部屋を借りてて
全部で4部屋あったんだけど、その日はみんな飲みに出かけてて俺だけ風邪で
寝込んでたのよ。夜中1時くらいかな?「ドカッ」ってスゴイ音がして目が覚めて、
みんなが帰ってきたのかなと思ったら、数分後に「バキッ」って音がしてさ。
耳すますと話し声は一切なく、ガサガサと何かあさってる音がするのね。
何なんだ?ってそーっとドア開けて廊下をみたら、目を疑ったよ。
斧とデカイ袋を持ったヤツが友達の部屋から出てきたのよ。斧だよオノ。
で、隣の部屋のドアに振りかぶってまた「バキッ」って。
瞬時に体に震えがきて、逃げなきゃと思ったけど俺の部屋は角部屋。
逃げるには3部屋向こうにある階段を降りるしかない。
風邪で体重いしガタガタ震えちゃってるから、ドアにカギかけて布団に
もぐりこんだよ。カギなんて意味ないのに。
数十秒後、「バキッ」って振動がくるほど大きな破壊音がして、
みたら斧の刃が自分の部屋のドアから突き出てんの。
終わりだ、殺されるって思ったよ。だけどモノを取れば命まで取らないだろうって
可能性にかけて寝たフリをした。深い意味で死んだフリだな。
「寝たフリ=無抵抗(好きにして)」の意思をヤツは察してくれた・・かどうかは
知らないが、幸い俺の体に斧が振り下ろされることはなく、しばらくして、
まあ俺にとっては気が遠くなるほど長かったが、ヤツは部屋を出て行った。
金目のモノは全て消えてたが、命だけは無事で本当によかった。
翌日、警察にいったが相手にもしてくれず、それどころか下宿のババアにドアの修理代を
請求されたけどね。
あれは修羅場だった。マジで。
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